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 4月23・24日、東北別院を会場に「『真宗』を批判する真宗」第2回聞法会が開かれました。これは宗派の若手有志によって企画された自主聞法会で、第1回は2016年に奈良の興福寺会館を会場にして行われました。



<<1日目>>

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 聞法会は冒頭のあいさつで、主催者より「真宗の学びとは何か?」がこの聞法会の課題です」という趣旨についての説明があって開始されました。


 ご講師は第1回目に続いて石川県の佐野明弘師。また、今回の講師として福島県の佐々木道範師と、お二人の方をお迎えして始められました。


 今回のテーマは「『真宗門徒』というアイデンティティ」。「我々はどこにたっているのか」という言葉を聞く。また「真宗」や「門徒」という言葉を普段使っているが、実はそれが他者と自らを隔てる壁になってはいないだろうか?という問題提起が発せられました。


DSCN1558_01.JPG 講義の中で佐野師からは、「近代的」な「自我」による発想が実は問題の根源にあるのではないか、と問われ、佐々木師は東日本大震災を通して自身の価値観が一変したということをお話されました。


 講義の後は座談を挟みながら、ご講師からいただいた課題をもとに互いに考えながら初日の日程は終了となりました。










<<2日目>>




 研修会2日目は、東北別院で清掃奉仕に始まりました。続いて初日のお二人の講師の講話を受けてという形で、聞法会が再開されました。


 昨日夜、二人目の講師の佐々木師は東日本大震災の後に、自身と家族に降りかかった体験についてお話をいただきました。


また、朝の勤行の後に感話ということで、参加者が感じたことを話す時間が設けられました。多くの方が、昨日の講師の話を自身のことに照らしてのことを話されました。


 講師の方のお話だけではなく、その後の座談の時間があったことで、参加した各人の感想や思いも含め、存分に交換する時間があったことが貴重な自主研修会となったのではないかと感じた研修会でした。

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主催:有志